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京大卒、日本一有名なニートのpha氏。

彼がcakesで本書の一部掲載編を連載していて
続きを読みたくて我慢できずに本屋へ。

働きたくない、家族を作らない、お金に
縛られない。この三つを軸に、
彼は独自の処世術を展開している。

できるだけ働かないにはどうしたらよいか。
それを真剣に考えて彼は実践していく。
ひとは本当に得たいもののためにこそ
頭を使うことが必要なんだろうなと思う。

彼は男性にしてはあまり体力がないらしく、
Twitterでいつもだるいと呟いている。
彼はだるいと感じる自分に、生活のほうを
合わせていった。

たとえば最低限しか働かないなら
お金がかからない趣味を見つければいいし、
家族を作らないなら、ゆるく繋がれる場所や
あちこちになんとなく一緒にいられる
友達がいればいい。
お金に縛られるのは他人や世間と比べてしまう
からで、自分にとって実感が持てるものに
お金を使えているか改めて考え直してみる。

大事なのは、自分が何を好きか、何をしている
ときに一番充実や幸せを感じられるかを
ちゃんと把握すること、とある。
時間を忘れて夢中になれること。

読んでいて繰り返し思ったことがある。
私の場合、
密度濃く働きたいのも、
激しく運動したいのも、
物を書きたいのも、
誰かの心を動かしたいのも、
全部出どころは一緒だ。
強い実感がほしい。

そのために私は日々お金を稼ぎ、
使っているわけだけれど、
やり方がマンネリ化してしまっていて
ものを見る角度が固定化しているのを感じた。

もっと違うやり方があるかもしれない。

この本に書かれていることは
あくまでゆるく、がモットーだけれど
たくさんのアイデアがつまっている。

きっと、読んだひとの心にぷちっと風穴が
あくと思う。
そこから入ってくる風を感じてみてほしい。


 
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ゆでたまご、目玉焼き、プレーンオムレツ
玉子焼き、スクランブルエッグ…
卵かけごはん!

このエッセイ集では、森茉莉、林芙美子、
武田百合子、池波正太郎、向田邦子…と
錚々たる書き手たちによる玉子料理への
深い愛が綴られています。

卵の白身と黄身を分けて、黄身だけの
卵かけごはんは贅沢な味がするとか。
産みたての卵でたくさんゆでたまごを
つくり、おやつに好きなだけ食べるとか。
元気がなくなったときはひたすら玉子焼き
を焼くとか。

子供の頃の、異国の旅先での、ありふれた
日常でのエピソードがたくさん。
また、調理法を事細かに説明する書き手も
多く、ただちに食べたい、ここで!!
という気持ちにさせられます。

玉子があれば安心、玉子は優しい、
玉子は幸せ。
みなそれぞれ玉子とともに生き、日々を
支えられている。
ただ美味しいってだけではない、
もっとノスタルジックで、夢に近い何かを
感じます。

読みながらずっと、卵黄の黄色を思い
浮かべていたら、独特のほわーっとした
気持ちになってきます。

私は、自分はそれほど玉子好きではないと
思っていたんです。これまで。
ただ、シフォンケーキやクッキーは
とにかくプレーンなものが好きで、
生地に抹茶とかココアとか入れないでね
と常に思っていて…

それって玉子の味を残しておいてねって
ことだね。私もこのエッセイ集の
ひとたちと同じ、熱心な玉子信奉者だね…
と気づきました。


玉子ふわふわ (ちくま文庫)玉子ふわふわ (ちくま文庫)
(2011/02/08)
早川 茉莉

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cakesで、コラムニストの小田嶋隆氏と
アル中対談をしていたときから気になって
いたひと。
編集者、中川淳一郎氏。
今日ブログを発見して、あれこれ記事を
読んでみたんです。
編集者の方の書くものだから面白いことは
お墨付きだろうな…とかなり期待して。

もう…面白すぎて面白すぎて、泣くほど
笑いました。
それは軽くて薄い笑いじゃなくて、
脳も気持ちもびっちりと満たされる
笑いです。

内容はかなり辛辣でむき出しです。
痛烈な批判もあるし、自己主張がハッキリ
しています。
それをすさまじいキレで書き切っている。
娯楽と説得力がぎゅっとセットになって
いるんです。

常に強烈な面白い書き手を探している、
アマゾン川の飢えたピラニアのような私を
ああ満腹…もう今日はいいよ、寝るだけ…
と牙をしまって微笑むような気持ちに
させてくれました。

ああ、今持っている文庫本に戻れなく
なっちゃったなぁ…
なんてすごい爆破力…
(目の端の涙を拭く)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ウェブはバカと暇人のもの


 

 

 

 

 
二村ヒトシ氏はAV監督です。
仕事柄、女優さんの話をじっくり聞く
そうです。相手の背景をよく知ると、
いい作品が撮れるのだとか。

さてこの恋愛指南書。
心理学の教科書かと思うほど、緻密な分析
がされています。

繰り返し出てくるのは、心の穴という
言葉。

これは誰しもが持つ、幼い頃に親によって
開けられた穴です。
劣等感、さみしさ、自己犠牲…
ひとは皆それを埋めたい。どうにかして。
恋はそのためにするものです。
親との関係のやり直しなんですね。

もう一つのキーワード、自己受容。

自己受容ができていない(=自分が嫌い)
ひとは、いつまでも手に入らない相手に
憧れ続け、身近な自分に好意を持っている
相手を下に見てしまったりします。

また、多くの女性を渡り歩いてしまう男は
そういう自分(俺すげー)に恋をしている
だけで(=インチキ自己受容)
相手の女性自体には恋をしないようです。

恋には最初から憎しみが含まれているとか
恋をしている間には愛には行けないとか…

昨日ご紹介した、信田さよ子さんとの対談
も巻末に掲載されています。

読んでいるうちに、自分の心の穴の形が
ぼんやりと浮き上がってきました。
それは、ちょっと目を覆いたくなるような
ものでした。

ああ、私はずっと自分のことが好きでは
なかったんだなあ…と。
(今はわりと好きです)


なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)
(2014/04/10)
二村ヒトシ

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cakesで連載している二村ヒトシ氏の
「キモい男、ウザい女。 」

最新の記事には、臨床心理士・信田さよ子
さんとの対談が掲載されています。

お題は「どうしたら幸せになれるのか」
「恋愛と狂気」について。

信田さんはいつも言うそうです。
「一目惚れする男とは絶対につきあわない
ようにすれば、あなたは幸せになれますよ」

一目惚れは絶対に自分の「ヤバい」ところ
に反応している。
そして「自分の何がその相手を求めさせた
のか」を自覚してほしいと。

これはすごく興味深い…と思いました。
身に覚えがありまくりです。

私もそうで、いいなと思うひとには
内面にある一定の傾向があって、
蓋を開けるといつも同じものが出てくる。
あれ、また引いちゃったって。
年齢も職業も容姿も違うのに不思議です。
そして、私がなぜ反応するのかは
今だによくわからないのです。
ここを掘り下げるのは面白そうだけれど
ちょっと怖いような。

きっとひとそれぞれ、あるのでしょうね。
逃れられない傾向と、それを作り出した
原因…
まるでひとつの物語のようじゃない
ですか。
仄暗い秘密の。

どうか、あなたの物語を私にだけ
こっそり教えてください。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「一目惚れ」しなければ、恋愛で幸せになれる

 

 

 

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