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下北沢B&Bで開催された読書会に参加
する。「橋本治の『恋愛論』を読む。」
をテーマに、編集者の仲俣暁生氏とAV
監督&文筆家の二村ヒトシ氏が対談する
というもの。

本書を事前に読了するというのが読書会
の参加条件で、何気なく読み始めたら
すごく面白くて本が付箋だらけに…

会場はぎっしり満員で、印象に残った
文章を書き出す事前アンケートを提出
する。厳選して3つだけ。

運よく一番前の席に座ると、二村さんは
私の目の前に座った。

トーク中盤、私が選んだ文章のひとつが
スクリーンに大写しにされる。二村さん
と仲俣さんは、ああ、これはね~…。と
感慨深げ。

『恋愛っていうものは「あなたが世界で
一番好きだ」ってことを絶対に言えない
状態から始まって、「世界できみが一番
好きだ」と言うところできっちり終る
もんだからね。』

これは片想いのことをいってるんだと
思うけれど、橋本治氏がしてきた
片想いの純度の高さを感じる。
本を置いて一度うずくまりたくなるほど
好きなフレーズ。

移動のため質疑応答までいられずに店を
出る。二村さんとは結局話せなかった。
でも至近距離で2時間見ていたら充分と
いう気もした。
あの色っぽさは尋常ではない。

この本は一度読み通して、2度目を読み
はじめるとさらに感動が深い。
陶酔力なんだよね、大事なのは。


恋愛論 完全版 (文庫ぎんが堂)恋愛論 完全版 (文庫ぎんが堂)
(2014/07/10)
橋本治

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仕事で納品物を準備するときの話。

まずひとつマスターを作り、それを元に
コピーしたり同じものを作ったりする。

そのマスターのことを神様、と呼ぶ。

私の職場だけのことなのだろうか。

これを神様にして…と説明する声が
聞こえてくる。
気づけば私も、神様どれ?と尋ねている。

日本は無宗教だから、こんなふうに
神様って言葉をカジュアルに使うの
だろうか。

アイドルのなんとかが神、みたいな
表現をネットでも見かけるけれど、
そういう時にも思う。

そんなんじゃ、日本には神様が
溢れすぎてるじゃないか。

私は神様はひとりでいいと思うんだけど。

たとえばこんな梅の木にすっと宿って
いるような。


 

 

 

 

 
冬至という言葉を見ていると
音もなく雪に降りこめられていくような
気持ちになる。
周りにはだれもいなくて、獣の足跡さえも
つもる雪がかき消してゆく。

今日は夜が一番長い日だから、
4時を過ぎた頃から空にぼんやりと
漆黒が混ざりはじめる。
お酒もはやくから飲みはじめていい。

大きなクリスマスツリーのシックな電飾や
グラスに注がれる琥珀色のシャンパン。
オーブンから出されたチキンの丸焼き、
テーブルに並ぶオリーブのマリネや
パルミジャーノのニョッキ。
それから色とりどりのロウソクを点した
チョコレートケーキ。

利き酒やジェンガで賑やかに遊びながらも
やっぱり心はしんとしたままなのは
冬至の夜という時間の流れに
気持ちの芯をあわせているからかも
しれない。

冬のことがずっと好きではなかった。
けれど今年はいつもとは違っていて
好きというよりももっと、ぴったりと
肌に近く同化しているような感じ。

四季の中を生きる生命のひとつとして
自分がここに在るということに
気づいたのか。

そうだったらいいと思う。


 
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旅から戻り、またどっぷり活字に溺れる
日々がはじまりました。

寝転がってTwitterを下流に向かって
眺めていると、不思議な言葉が目に
止まりました。
「キャリアポルノは人生の無駄だ」

リンク先は、めいろまさん(Twitter名)
というイギリス在住の方が、とあるサイト
で連載している記事のひとつでした。
これが、Facebookならいいねを200回
連打したくなるくらい面白かったのです。

キャリアポルノというのはいわゆる
自己啓発本や偉人の自伝本のことを指し、
彼女はこれらをゴミだといいます。
なぜかというと、読んでいるうちに
気分がよくなって、なんか俺ってすごい
という気持ちになるから。麻薬に近い。

自伝本を出すような強烈な成功者は
常人ではない。(そばにいたら絶対変人)
凄まじい気力と体力を持ち、絶対に金が
欲しいとか、怨念のようなものを持って
いる。

それは特別なひとのストーリーであって、
普通の人々にはほとんど関係ないのだ。
そう言い切られたとき、何かからぷつっと
解放されたような気がしました。

3~4年前、自己啓発本にどはまりして
いた頃、確かに私の脳は気持ちよかった。
今でも実践していることもある。
でも、誰それみたいに大成功はして
いない。当たり前だ。
そのひとたちと私は、パーソナリティも
集中力も怨念度合も全然違うのだから。

そして、いつのまにかその手の本を
あまり読まなくなったのは、麻薬の効きが
弱くなったからなんだな、と…

ちなみにアメリカと日本は
いつか君も凄いひとになれる、という嘘が
好まれるので、自己啓発本が売れる。

逆に欧州国は、嘘は全然売れないのだ
そうです。この違いも面白いですよね。

キャリアポルノでWeb検索したら
ご紹介した記事がひっかかると思います。
興味のあるかたはぜひ。

ちなみに書籍化もされているようで
読んでみたいと思っています。




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叡山電鉄の駅を出て、おなかすいた~と
ふらふら食事のお店を探していたら
ああっ…!恵文社だ。
先に見つけてしまったではないですか。

食事をしてからいそいそと戻ってきます。
お初にお目にかかります。あの、お噂は
かねがね…Twitterもフォローしてます…
心のなかでひとり挨拶しながら店内へ。

目当ての本をみつけたいなら、大型書店で
整然とした書棚にまっすく向かうのが
いいのかもしれません。

この本屋は、色や匂いごとに集められた
本がさりげなくかつ素晴らしいセンスで
ディスプレイされているので、
思ってもみない本がみつかるのです。

ふと目についたトランスジェンダーの
特集雑誌をめくりだしたら止まらなく
なり(タイトルは失念)
その後、猟師の日々を綴ったマンガに
どっぷりはまり、鳩の解体ってこんなふう
にやるのねーと図解を丁寧に眺めます。

マタギ(東北地方の伝統的な猟師)に
憧れている私は、一気にテンションが
あがってしまいましたが、旅先なので
マンガまとめ買いはどうにか控えました。
代わりに、ワナ猟専門の猟師になった
青年のエッセイを購入。

気づくと、あっという間に二時間経過。
和スイーツ食べに行く時間なくなった…

フリーペーパーのコーナーがあったので
店員さんにお願いして、箱のなか初秋号
を少し置かせてもらいました。

今まで、いくら本が好きでも書店員に
なりたいと思ったことはなかったのですが
ここなら是非ともなりたい。

また来ますね。




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