上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 

 

 

 

 
確かに、
私の男だな、これは。
と思いました。

時代をどんどんさかのぼっていく形で
主人公である私と、男のことが描かれています。

二人をつなぐのは、
お互いが唯一であるという激しい気持ち。

桜庭一樹の筆力は圧倒的で
一晩で読んでしまいました。

美しいことと醜いこと
愛情と憎しみは
ほとんど同じものだな
と思わせられる。
エネルギーの高さという意味においては。

読みながらずっと
強いお酒に酔ったような感じでした。

感情の海にどぼんと飛び込みたい方には
面白いかもしれません。

ただし、沖から戻ってくるのは大変です。


私の男 (文春文庫)私の男 (文春文庫)
(2010/04/09)
桜庭 一樹

商品詳細を見る
 
スポンサーサイト
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
新潮文庫が好きです。

もう、他の出版社の追随を許さぬほど。

同じ作家の本でも、
新潮から出ているものが
好みなことが多いのです。

派手ではないけど、
味わい深いラインナップ、
と感じます。

華があるのは、角川や講談社に多い。
幻冬社は、ちょっととがってて刺激的。
文春や中公は、なかなか渋め。

今日も、好きな本を探していたら
新潮文庫の棚でみつかりました。

やっぱりね~。

yonda?パンダも大好きです。
もちろん。


 
テーマ * 本に関すること ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
ウェルスダイナミクス理論を
知っていますか?

心理学や哲学を使った
25問のテストにより
ひとは8つのプロファイルに
分けられます。

たとえば、
内向的でものつくりが得意、とか、
外交的で人と人を繋ぐのが得意、
というように。

そのプロファイルにあわせて、
自分の富をつくるルートを
最も障害の少ない形で構築しよう、
というものです。

富というのは
もちろんお金だけではありません。
時間も、仲間も。

この本は、理論を考案した
ロジャー ハミルトンの著作です。

手に取りやすい薄い冊子で、
おとぎ話みたいなスタイル。
その中にはしっかりと
成功哲学についてが書かれています。

ビジョンを持ち、
コントロールする力を身につけ、
情熱を指針にし、
価値をつくり、
レバレッジをかけ、
時のサイクルに調和し、
基準をあげる。

個人的には、
調和の章が目から鱗でした。

やりたいことがある方、
イマジネーションが膨らみますよ。


億万長者の秘密をきみに教えよう!億万長者の秘密をきみに教えよう!
(2010/10/20)
ロジャー・ハミルトン

商品詳細を見る


 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
真夜中に、読みたくなります。
できればデニーズで。

じっくり読みすすめて、ちょっとつかれたら
頬杖をついて夜の街をぼんやりながめたりしたい。

ここには生き物としての夜が描かれているように
思います。

眠り続ける姉、その妹、トロンボーン吹きの青年、
ラブホテル経営者、中国人の女、
そして、白川。

誰もいない深夜のオフィスで、
ヨガマットを敷いて腹筋運動をする白川。

得体が知れないのに、ほとんどこわいくらいなのに
読むたびに、ひどく魅了されてしまいます。

アフターダーク。
夜明け前。


アフターダーク (講談社文庫)アフターダーク (講談社文庫)
(2006/09/16)
村上 春樹

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
ずいぶん前ですが、
この本もジャケ買いした記憶があります。

だって、タイトルと、この絵。
すごく惹かれませんか?

姉妹と、姉弟の物語です。

音楽教師である姉、ゆきのさんは
独特な魅力があります。
なんともシュール。

主人公、弥生と哲生のストーリーよりも
ゆきのさんと正彦くんのラブストーリーのほうが
魅力的、と思うのは私だけでしょうか。

もしかすると、
ばなな作品で一番好きかもしれません。


哀しい予感 (角川文庫)哀しい予感 (角川文庫)
(1991/09)
吉本 ばなな

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
からりとした日なたのような
短編集です。

複雑なことは色々あるけどね、というような。

いろんな川上弘美の作風が見られるかもしれません。
宙に浮いたものも、浮いていないものもありで。

恋を描いたものが多い中
個人的には「冬一日」が好きです。

そして、表題作の
「おめでとう」は、
西暦三千年の私たちへ書かれた
超ショートストーリーです。

心をからっぽにしてから、読んでみてほしいです。


おめでとう (新潮文庫)おめでとう (新潮文庫)
(2003/06)
川上 弘美

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
タタド?

タイトルにぐっとつかまれました。

読んでみるとそれは、
静岡の多々戸海岸のことでした。

中年の夫婦が住む海辺の別荘に、
男女ふたりが招かれて、一晩をすごします。

言葉と行動、
その後ろ側にある、大人すぎる心情。

かすかな不協和音が聴こえてくるような
とりあわせてはいけない色が
わずかにまざっているような。

何かをほろぼすような声の
女性ボーカルが歌う中
大人たちはダンスする。

そして決壊。

本を読んでいて、
こんな角度で、心を動かされたことはないかもしれません。

今までみたことのないオブジェに魅入るような感じ。

個人的には好きすぎて針が振り切っています。


タタドタタド
(2007/07)
小池 昌代

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
よしもとばななは、
自分の仕事はヒーラーだといっていました。

たしかにそうだと感じるのが
この一冊です。

深い失恋の傷を負った主人公が、
故郷に戻り、
少しずつ、本当に少しずつ回復していく。

川のせせらぎや、おばあちゃんの雑多な喫茶店、
姉妹になりそこねた不思議な女の子と
静かにかかわり合いながら。

誰かに何かをしてもらっても
それに応える力すらないときの
ただそばにいてくれる、という癒し。

なにより魅力的なのが
みつるくんの屋台で出される
サッポロ一番のラーメン、ミックス味。
読んだ後に買いに走りました。

失恋につける薬なら、ここにあります。


ハゴロモ (新潮文庫)ハゴロモ (新潮文庫)
(2006/06)
よしもと ばなな

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
淡いグレーのようなブルーのような情景。

そんなトーンの中で
「あなた」と「私」の物語はひたひたと
綴られていきます。

足をひきずって歩く男と、
壊れそうな心を抱えた女。

二人は強く惹かれあいますが
タイミングがずれてしまう。
くすぶり続ける想いが不協和音のように
自分たちを、周りを傷つけていきます。

傷跡をこじあけるように求め合う二人。
ただ、この今だけを過ごすために。

その描写は痛くて、でも美しいのです。

繊細なガラスのように透明で哀しい一冊です。



あられもない祈りあられもない祈り
(2010/05/13)
島本 理生

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
「時々納屋を焼くんです。」

どきっとしませんか?

この台詞をたぶん100回くらい読んでいます。

村上春樹の、初期の短編集です。

まだ若い頃の作品のせいなのか
とがっていて、ざらざらした感じ。

ここにおさめられている「納屋を焼く」は
独特な魅力を持つ一編です。

毒のようなものが、体の中をゆっくりとまわっていく。

でも、この感じがずっと続くことを祈りたいような。

この物語をスルーしてしまうのは本当にもったいないです。


螢・納屋を焼く・その他の短編螢・納屋を焼く・その他の短編
(1984/07)
村上 春樹

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
ここ5年以上かわっていない、不動の好きな作家。

村上春樹、川上弘美、長嶋有。

村上春樹は
16歳くらいに「ノルウェイの森」を読んで
その力に圧倒されてから、すべて読んでいます。

川上弘美は、芥川賞の「蛇を踏む」で
ひどくショックを受けて、すべて読みました。

長嶋有は、「泣かない女はいない」で降伏してから
やはりすべて読んでいます。

この三人に
なにか共通点があるのかと考えてみました。

行間からたちのぼる空気、とか
色彩かもしれません。

その中に、じんわり身をひたせる幸福。

どうか皆さん、150歳くらいまで生きて
書き続けてください…。

と願うファンなのです。

 
テーマ * 本に関すること ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
家では落ち着いて本が読めない派なので
主に週末、本を抱えてカフェにこもります。

しんとした場所より、
適度にざわめいているほうが落ち着きます。

一冊の本をじっくり読むこともありますが
ビジネス書、小説、エッセイと数冊をテーブルに出して
乱読していくスタイルが多いです。

飲みものは
ミルクがはいっていると、ほっこりしてしまうので
ストレートティーをオーダーすることが多いです。

最近多くなってきていますが、
カフェにブランケットがあると嬉しいですね。


 
テーマ * 本に関すること ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
都内の大手ショッピングセンターで死者69人、
負傷者116人を出す惨事が発生。

事件はなぜ起きたのか?

インタビュー形式で、物語は進んでいきます。

人の恐怖と狂気。
何気ない心理描写が
ホラーなのか思うほど怖い。

でもやめられない。

一人の部屋で読んでいると
どこかに流されていきそうな気持ちになりました。

正直、怖いものは苦手なんですが、
この本は何度でも読み返したい。

タクシーの運転手の章が一番好きです。


Q&A (幻冬舎文庫)Q&A (幻冬舎文庫)
(2007/04)
恩田 陸

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
一人の男の生涯を10の物語で綴っています。

哲生という男から漂う、強烈な負の気配。
読んでいて、いいようのない脱力感におそわれました。

「獣」は誰の中にもある。

そのことが言語化されたものを読んだのは
はじめてかもしれません。

面白かったのか、素晴らしかったのか、
判断ができない。
好きかといわれたら、たぶん違う。

けれど、読んでから何年たっても
時折ふっと、思い出すのです。

蜃気楼のようにゆらゆらとたちこめる
不穏な気配を。
すべてを投げ出してしまいたくなるほどの。

私にとって強烈なインパクトをもつ
作品です。


あなたの獣あなたの獣
(2008/11/29)
井上 荒野

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
恋愛短編集です。

タイトルになっている「姫君」は
異色の純愛小説です。

登場する男女はひたすら貧しい。

せまい部屋の窓辺でほおづえをつく姫君。
手作りの歌をプレゼントする純朴な青年。

それらが和歌のようなテイストで綴られていて
濃密で美しいのです。
そして、なんとも哀しい。

春の宵に読みたくなる物語です。


姫君 (文春文庫)姫君 (文春文庫)
(2004/05)
山田 詠美

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
古道具屋の店主って、
中野さんみたいなイメージです。

ちょっとうさんくさくて、飄々としていて、
憎めないような。
で、なぜか女にモテたりするような。

アルバイトをしている主人公の私とタケオの
ままならない感じがいい。

きっぷのいい中野さんの姉、マサヨさんが
場をひきしめます。

時折出てくるレモンパイ。

人って、不器用で、ダメね。
でもなんだか、愛しい生き物ね。
と思わせる、読後感がすばらしい一作です。

そして、
どうしても中野さんが松尾スズキに思えてなりません。


古道具 中野商店 (新潮文庫)古道具 中野商店 (新潮文庫)
(2008/02)
川上 弘美

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
ひと夏の、時がとまったような物語です。

高瀬という売れない小説家が書いた、毒のような小説。
翻訳に関わったひとたちは闇に飲み込まれてしまう。

その娘と息子、翻訳に携わった男の恋人である私、
そして運命の女。

夏の日差しや闇の深さ
うねるような濃密な感情が、
ぐっと迫ってきます。

風のない真夏の夜に、読みたくなる一冊です。


N・P (角川文庫)N・P (角川文庫)
(1992/11)
吉本 ばなな

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
華子にもし会えるなら会ってみたい。

多分私も、好きになると思うから。

この物語は、ひとりの不思議な魅力をもつ華子と
それをとりまく人々の、複雑な想いが描かれています。

こんなに様々な男が華子に狂っていくのに
(恋に落ちるというより、狂うというほうがふさわしい)
当の本人は我関せずのところがいい。

執着と絶望と再生、という、かなりディープな内容ですが
ふわっと軽く描かれていていて、心地いいのです。


落下する夕方 (角川文庫)落下する夕方 (角川文庫)
(1999/06)
江國 香織

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
ある冬、池袋のリブロで釘付けになってしまいました。
本にもジャケ買いというものがあるなら、まさにそれです。

ぱらりとめくってみると
辻斬りのように、という印象的な台詞。

もう、降伏です。

異形と思われるほど美しい七竃と、
同じように美しい雪風との純愛。
ふしだらな母。時折現れるペットの犬。

冬の白と七竃の赤。
どこかクラシカルな物言いが、透明度を高めます。
澄んでいくのと悲しくなるのはちょっと似ている。

どこからか
ぽろり、ぽろりと琴の音が聴こえてきそうなイメージ。

桜庭作品の中でも、珠玉、と思っています。


少女七竈と七人の可愛そうな大人少女七竈と七人の可愛そうな大人
(2006/07)
桜庭 一樹

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
ある古びた下宿に住む人々の物語です。

こんな登場人物たち。

新入りの大和くん、大柄なことがコンプレックスのピュアな鯨ちゃん、
女子校生とつきあっている男嫌いの椿さん、
大家の内縁の夫で画家の晴雨さん、恋愛小説家の大家、綿貫さん

それそれの、ちょっと風変わりな恋愛模様。

構成がしっかりしていて
ひとつひとつに重量があり、読みごたえがあります。

賛否が分かれると思うけど、
最終話、個人的にはかなりぐっときました。

綿貫さんはきっと、すごい美女だと思います。


真綿荘の住人たち真綿荘の住人たち
(2010/02)
島本 理生

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
なんだかぞくぞくしませんか?
このタイトル。

村川という女性関係に奔放な大学教授と、
その周りにいる、少なからず影響を受けたひとたちの
短編集です。

ヴィオラが、低く悲しい旋律で流れているようなイメージ。

村川の存在によって
登場人物たちが心に抱えた闇。

深い深い井戸の底のような
闇をのぞきこんでみたい方には、おすすめです。

個人的には、
水葬、という一編の圧倒的な拒絶感にのまれました。


私が語りはじめた彼は (新潮文庫)私が語りはじめた彼は (新潮文庫)
(2007/07)
三浦 しをん

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
「なべてこの世はラブとジョブ」

主人公の友人、津田の名言です。

離婚した僕とその元妻、情の薄い(というか結構ひどい)友人。
好きな男に強がる女。

物語は、登場人物たちの日常が
乾いたテンポで描かれています。
過去と現在を行き来して。

小さなボリュウムでかかった単調な、
でもなぜか飽きない音楽のように。

混じらずに平行に走る人々。
みんな強気で傲慢で弱気でなさけない。

ある種の切なさに包まれる一作です。


パラレル (文春文庫)パラレル (文春文庫)
(2007/06)
長嶋 有

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
いろんなジャンルの短編がつまっています。

穂村弘、川上弘美から松本清張まで。

特筆したいのは
「一文物語集」飯田茂美
です。

3行ほどの物語です。
空気感を伝えたいので一部引用します。

「夢遊病者の青年が夜の廃墟をさまよって左の耳朶を噛み切られた」

「墓地から枯れた花束を盗んでくるたびに背骨が少しずつ湾曲していく」

「氷の宮殿にひとり住みついた白子の少年が
 婚姻の間の床のうえに鋭い針の城をつくっている」


グロテスクと美しさのボーダーライン。

こんな雰囲気が好きな方は、ぜひ手にとってみてください。


とっておき名短篇 (ちくま文庫)とっておき名短篇 (ちくま文庫)
(2011/01/08)
不明

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
舞台は、蒲田の夏です。

鬱病のヤクザ、大学時代の友達の議員、いとこの居候・・と
何人かのユニークな登場人物と関わる、私。

友情なのか?恋愛なのか?
彼らとの境界線はひどく曖昧です。

ライトなタッチですが、
絲山秋子の描くものは、痛いです。
でも、かすかに心地いいという不思議な感じ。

痛いの大丈夫、な方には
面白いんじゃないかなと思います。


イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)
(2006/05)
絲山 秋子

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
タイトルがもう、すごくいいでしょう。

ミステリーはそれほど得意ではないのですが
これはすばらしいです。

日常のささやかだけれど
どこか異質で、不気味ですらある謎を、
関根家の人々が解決していきます。

曖昧な終わり方でちょっと裏切られる感じもいい。

センスのいい一冊、と思えてなりません。


象と耳鳴り―推理小説 (祥伝社文庫)象と耳鳴り―推理小説 (祥伝社文庫)
(2003/02)
恩田 陸

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
川上弘美は、
現実から浮遊したものを
描くのがうまいなあ、と思います。

ちょっとファンタジック。

でも、ファンタジーっていう雰囲気じゃない。
川上弘美だけの世界です。

恋愛があったりなかったり
しっとりしてたり、からりとしてたりの
7編からなる短編集です。

落ちてるもののように
人を拾ってくるお母さんが登場する
壁を登る、が特に好きです。


天頂より少し下って天頂より少し下って
(2011/05/23)
川上 弘美

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
年末、本屋の店先で手にとり、
パラパラ、とめくりました。

角田光代の吸引力を知っていたはずなのに。

人形浄瑠璃の古典演目「曾根崎心中」は
江戸時代、実際に起きた、
醤油屋の手代 徳兵衛と堂島新地の遊女 初の
恋のお話。

初の、透き通るような、
そして自らを壊してしまうほどの激しい想いが
リアルに伝わってきます。

結局、その日のうちに一気読みしてしまいました。

ライトな恋愛ものではありません。
心して、読んでください。


曾根崎心中曾根崎心中
(2011/12/22)
角田 光代、近松 門左衛門 他

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
もし、本を読まない草食系男子に
一冊だけ読んでもらえるなら
私はこの本を貸すと思います。

村上龍の中で一番好きかもしれません。

ここに描かれるのは、
第二次世界大戦に負けていなかったら、という世界です。
地下に潜り、激しいゲリラ戦を続けながら
誇り高く生きる日本人たち。

日本人が日本人であり続けたなら。

最近、ぼんやり生きてないかな?

そう思った時に手に取りたくなる本です。



五分後の世界 (幻冬舎文庫)五分後の世界 (幻冬舎文庫)
(1997/04)
村上 龍

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
伊坂幸太郎の小説は
アクセルを踏みっぱなしのイメージ。

疾走感があります。

この作品は、秋の終わりに読みました。

さまざまな殺し屋が出てきます。

曇天の空の下、
鯨の、うねるような負の気配に
つかまったような気がしました。

個人的には蝉が好きです。
がちゃがちゃしてて。

ネーミングセンスいいよね。
殺し屋が蝉だなんて。


グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
(2007/06)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

 

 
冬の朝、古い家の廊下をていねいに拭き掃除する

林の中、草木染め用の葉を採取する

庭の野草を摘んで食卓に並べる

女の子4人の、静かな同居生活。

けれど物語は、人形、能面、キルト、イスタンブール・・と
壮大なスケールで展開していきます。

今までいろんな本を読んできましたが
こんなに多くのエッセンスを含んだものは
珍しいと思います。

不思議な魅力のある作品です。


からくりからくさ (新潮文庫)からくりからくさ (新潮文庫)
(2001/12)
梨木 香歩

商品詳細を見る
 
テーマ * オススメの本 ジャンル * 本・雑誌

 

 

*Template By-MoMo.ka* Copyright © 2012 涼虫の読書案内, all rights reserved.

涼虫(すずむし)

Author:涼虫(すずむし)

本の虫、涼虫が読書案内いたします。

本がお好きな方、読みたい本を探している
方のお役にたてると嬉しいです。
ときどき自由に書いてしまうことも
ありますが、どうぞおつきあいください。
リンクについてはご一報いただけると
幸いです。また、すべての画像、文章、
データの複製・転載をお断りいたします。

ブログランキング・にほんブログ村へ

\ランキングに参加しています/

あ行の作家 (62)
明川哲也 (1)
朝倉かすみ (1)
安部公房 (1)
伊坂幸太郎 (5)
石田千 (1)
伊藤たかみ (1)
絲山秋子 (9)
井上荒野 (9)
茨木のり子 (1)
江國香織 (14)
円城塔 (2)
小川洋子 (5)
小山田浩子 (5)
恩田陸 (7)
か行の作家 (35)
角田光代 (7)
金原ひとみ (1)
川上弘美 (14)
川上未映子 (5)
岸本佐知子 (2)
北村薫 (1)
木村紅美 (1)
窪美澄 (1)
栗田有起 (1)
小池昌代 (2)
さ行の作家 (11)
斎藤隆介 (1)
桜庭一樹 (5)
柴崎友香 (1)
島田雅彦 (2)
島本理生 (2)
白石一文 (3)
瀬戸内寂聴 (1)
た行の作家 (4)
谷川俊太郎 (2)
津村記久子 (2)
な行の作家 (18)
中上健次 (1)
中島らも (1)
中村文則 (2)
長嶋有 (8)
梨木香歩 (6)
西加奈子 (3)
能町みね子 (2)
は行の作家 (14)
林真理子 (1)
東直子 (3)
東野圭吾 (1)
平野啓一郎 (1)
藤野可織 (4)
辺見庸 (1)
穂村弘 (2)
堀江敏幸 (1)
ま行の作家 (57)
益田ミリ (1)
枡野浩一 (1)
町田康 (4)
三浦しをん (6)
みうらじゅん (1)
宮本輝 (2)
村上春樹 (30)
村上龍 (8)
本谷有希子 (1)
森絵都 (2)
森博嗣 (1)
や行の作家 (23)
山田詠美 (2)
山崎ナオコーラ (1)
山本文緒 (1)
吉田篤弘 (1)
柳美里 (1)
吉田修一 (1)
よしもとばなな (16)
未分類 (10)
ビジネス書 (20)
エッセイ・コラム (22)
コミック (7)
雑誌 (4)
涼虫の… (69)
コトノハ・リサーチ (36)
気分で、短編。 (19)
書店をめぐる (14)
読書について (50)
深海で待ち合わせ (5)
徒然 (128)
虹を渡る (17)
活字にしたい映画 (1)
スターバックスにて (12)
箱のなか★ (9)

名前:
メール:
件名:
本文:

このブログをリンクに追加する

この人とブロともになる

QR

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。