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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

元旦らしく朝はお雑煮からはじまり、
食事のあと、初詣に行きました。
神社のお庭には蝋梅がきれいに咲いて
いました。
お昼はお寿司とビールで賑やかに。

買い物に行きつつ、本屋に寄りました。

江國香織、犬とハモニカ収録の
寝室とピクニックを読みました。
ひとりずつ、魔女が出てきました。

みなさまの一年が健康で素晴らしいものに
なりますように。





 

 

 

 

 
まもなく2014年が終わるのか…早いな
と思いながら、ダイニングテーブルで
こつぶみかんを食べています。

今年の新年の抱負を見返してみたのですが
あれこれと箇条書きしたあとに、
でもそのうちやりたいこと変わるんだよな
と、ぼそっと書き添えてありました。
結果その通りに。いつもそうで。

今年は社交を劇的に増やして(これは
目標に即して)時間の使い方を変えたので
あまりたくさん本が読めませんでした。

誰かと時間を過ごすと物語が生まれる。
私はそれを半分…それ以上?フィクション
みたいにとらえるところがあります。
自分も登場人物のひとりのカウントで。

そういうときは誰かが書いた物語は
あまり必要ないんだな、と気づきました。

すべてが通り過ぎていきます。

ふと、日々の空気を文章に閉じこめて
みたいと思いつき、別のSNSで私小説風?
の日記を書きはじめました。

多少デフォルメしたり、なにも手を加え
なかったり。自分でも面白がってます。
いつまで続くかはわかりませんけど。

さて、来年の抱負です。

羽田圭介のメタモルフォシスを読む。
村上春樹の1Q84を読み返す。
もう少し色々ジャンルを広げて書く。
(ざっくり)
あとは明日考えます…

今年一年、おつきあいいただき本当に
ありがとうございました。
来年もどうそよろしくお願いします。






 

 

 

 

 
その男は海という字がつく名を持ち、
日本各地を転々とする宝石商だ。
鳥海、大海、古海…出会う女によって
告げられる名は様々だ。

女たちは男に出会い、目もくらむような
幸せを手にしたと信じる。未来に溢れる
ばかりの光をみる。
男がさらりと消えてしまったことに気づく
のは少し後のことだ。

一緒に住むためのマンションの手付金、
婚約指輪の代金。
申し訳ないけど今自分の金が動かせなくて
彼にそういわれて渡したお金とともに。

古海の結婚詐欺には手引きをしている女が
いる。
彼女、るりはカモになりそうな女を
見つけてきては、彼に情報を提供する…

誰の中にも欠落があって、わかりやすい
何か、例えば清廉潔白な愛などでそれは
埋められると期待してしまう。

でも、もっとヒステリックでねじれた形がぴたりとはまることもある。

なかでも古海とるり、古海の妻の初音の
心情は、深い深い洞穴を覗くようだ。
見てはいけないと信号が鳴る。

もくもくと立ち上っていく煙のような、
グレイッシュな感情に全身が取り巻かれ
ていく。
息苦しい、逃れたいと思う。
それなのに、なぜかそこにはかすかな
歓喜がある。
不思議だ。

ひとの心がわかりやすく書き割りで、
簡単に説明がつくもので埋められるなら
どんなにいいだろう、と思う。

欲望はそもそもねじれたものなのだ。


結婚結婚
(2012/03/27)
井上 荒野

商品詳細を見る

 

 

 

 

 
箱のなか、最新号ができました。

白っぽい色を一度やってみたくて、
今回は「白練」いう色をテーマに
ちまちま子さんと制作しました。

白、練る、白…とずっと考えていたら
消しゴムが浮かんできて、
ショートストーリーを書きました。

この消しゴムが真剣に欲しいんですが
どこかに売ってないでしょうかね。
もし見つけた方は教えてください。

重箱のすみっこでは白という色に対して
ふたりの女たちの複雑な心境をトーク
しています。

読書案内は村上春樹のUFOが釧路に降りる
です。
冬になると毎年読みます。

よかったらお立ち寄りくださいね。


 

 

 

 

 
紙の月、映画を観る。

静かで美しく、そして狂おしい時間の
経過が描かれていた。

夫との平凡で淡々とした日々を送る主婦の
梨花は、わかば銀行で外回りの営業として
働き始める。

彼女は重要顧客の孫である大学生の平林
光太と出会い、鮮やかな色付きの世界に
ざばんと飛び込む。
罪の意識も、過去も未来も全部振り切って。

ここから出たいと強く願って、いざ出て
みたけれど。

退屈でくすんだグレーの本物と、キラキラ
したシャンパンみたいな偽物ならどっちが
いいのだろう、と思う。
今この瞬間に確かな幸福が感じられる、
それは本当に嘘なのだろうか。
いずれにしても終わりは等しく訪れるのだ。

梨花が手にしているもの、手放したもの。
スクリーンでずっとそれを追っていると
きつくてたまらない。
それでもどうしてか逃げ切ってほしい、
と祈るような気持ちで観ていた。
彼女は私の自由も一緒に抱えて逃げて
くれているような気がしたのだ。

この物語は誰かがみた、多くのひとがみた
夢だ、そう思った。

梨花役である宮沢りえは、どんどんきれい
になっていった。
身なりにお金をかけたからだけではない、
中身が、彼女を形作る成分が、そっくり
変わっていくのを感じた。
終盤の彼女は美しい豹のようだった。
しなやかで妖艶で、全身から生気を発して
いた。

彼女が最後に手にしたものは何だったの
だろう。


小説の読書案内はこちら

紙の月紙の月
(2012/03/15)
角田 光代

商品詳細を見る


 

 

 

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